T衆議院議員のパワハラ報道を考える

T衆議院議員の絶叫、いじめ、暴力行為に関する報道がマスコミや週刊誌を賑わせました。T議員が人間の尊厳を理解し、ご自身の気持ちの表現方法を改め、そのうえで迷惑をかけた方々に対する責任を取るのが筋だと思います。ご本人が議員を辞め、世間が忘れてあげるのが最善の解決でしょう。釈明会見やプライバシーをえぐる報道は害多く益少なしです。

パワハラには、直接の被害者のダメージだけでなく、業務の妨害、退職者の増加、組織のイメージダウンといった組織への加害性があります。T議員の件でも、他の国会議員が「自分たちも同じように思われたくない」との発言をしているようですね。組織や事業を守る経営の重要行動ですので、肝心のトップがパワハラしてしまうのは組織の破壊行為で、その罪の重さは甚大です。

民間企業でパワハラする経営層や幹部には、そうした言動を浴びて育った方、強い劣等感を隠したい方、とにかく感情をコントロールできない方など、様々な背景があります。そうした経営層や幹部に私は、自他尊重のコミュニケーション、職位を脱いで相手目線で話を聴く、自分の成功体験を押し付けない、といったあたりから話をします。

T衆議院議員の報道は、スーパーエリートへの嫉み、あまりに漫画的な言動の安易な多用など、見ていて気持ちの良いものではありません。他人の人権を尊重しない社会、はき違えた選民思想・優生思想など底辺にある問題意識を指摘して、軌道修正する機会として欲しいものです。それこそが社会のリーダーやメディアに国民が求める対応ではないでしょうか。